テーブルの製造工程

1.天板を作成する

  • 木材を手押しかんなという機械で表面を平らに削り、貼り合わせてテーブルの天板部を作ります。
    机、棚、テレビボードを作る時も同じです。

  • 木は製材といって板状に加工した後、乾燥するに従って反りが生じます。
    自動かんなという機械で板の厚みを合わせていきます。

    テーブルの天板は大きさによって、3枚~5枚貼り合わすことになります。

2.側面に溝を掘る

  • テーブルの天板部は木の張り合わせで作成しています。

  • キャロの手作り家具の特長は、掘った溝に薄い板を挟みボンドで接着。

  • 湿度や乾燥による木の木の合わせ目の剥がれや反りを防止します。

3.天板を貼り合せる

  • テーブルの天板を張り合わせ、ハタガネという道具で挟み込み固定します。
    このとき物によってはハタガネを20本ぐらい使用することも!

4.ホゾ(凸)の作成

  • テーブルの足部・まく板部を切り出し、ホゾと呼ばれる凸を作ります。

5.塗装する

  • 部材をひとつずつ丁寧にサンディング(磨き作業)し、木の呼吸を妨げない自然塗料で塗装。24時間乾かします。

6.木殺しをする

  • 自作した通称『木殺しマシーン』でホゾと呼ばれる凸の部分をつぶします。
    木殺しを行うことでホゾを抜けにくくしています!
    キャロの手作りテーブルが永く使える秘密はこうしたひと手間があるからなのです。

7.接着する

  • パーツを組み立て、ボンドが乾くまでハタガネで固定します。

8.天板部を取り付ける

  • すべての塗装が乾いたらテーブルの天板部を取り付けます。
    ※写真のテーブルの裏側にある小さなパーツは、湿度や乾燥によるテーブルのゆがみや開きを出にくくするためのものです。

    また、こま止めにすることでテーブルの天板が割れるのを防ぐことができます。

    完全に固定してしまうと無理な力が掛かって、天板が割れてしまうこともあるからです。キャロの手作り家具は木の性質を理解した製造を行っています。

9.仕上げ

  • 仕上げ用オイルを塗って磨きます。24時間乾かしたら完成です。

椅子の製造工程

1.パーツの切り出し

  • イスの後ろ足、前足、と幕板をキャロオリジナルの型を使い、ルーターという機械で正確に切り出します。

  • キャロオリジナルの型はオーダーによって色々なサイズ・形に対応できるように常備しています。

2.ホゾ(凹)の作成

  • イスの一番肝心な接合部分。ここでもキャロオリジナルの型を使い、角ノミでホゾと呼ばれる凹を作ります。

  • キャロの家具はホゾ組みによって丈夫で長くお使い頂けます。

3.ホゾ(凸)の作成

  • 椅子の背板、幕板にホゾと呼ばれる凸を作ります。

4.座面のはぎ合わせ

  • 座る部分の板をボンドでつなぎ合わせ、乾くまで24時間おきます。

5.塗装する

  • 部材をひとつずつ丁寧にサンディング(磨き作業)します。

  • 木の呼吸を妨げない自然塗料で塗装。24時間乾かします。

6.木殺しをする

  • 自作した通称『木殺しマシーン』でホゾと呼ばれる凸の部分をつぶします。

  • 木殺しを行うことでホゾを抜けにくくしています!
    キャロの手作りテーブルが永く使える秘密はこうしたひと手間があるからなのです。

7.ホゾ組みして接着

  • 後ろ足と背板をホゾ組みしてボンドで接着します。前足も同様に接着し、この状態で24時間置きます。

  • 椅子の前の部分と後ろの部分をホゾ組みしてボンドで接着し、さらに24時間置きます。

8.仕上げ

  • 座面もサンディング、塗装し足部と接着後、仕上げ用オイルを塗って磨きます。
    24時間乾かしたら完成です。